米国の国立公文書館(NARA)が文書を公開していないとして、ワシントンDCの連邦裁に提訴された。
訴人は政府説明責任のお目付役"Cause of Action"。訴状の内容は、「2008年の金融危機(*)に関する最終調査報告を金融危機調査委員会(Financial Crisis Inquiry Commission、FCIC)が2011年1月に公表した時、委員会は、銀行などから収集した各種文書はNARAを通じて公開すると確約したにも拘わらず、NARAは5年間の公開制限を設け、未だに公開しておらず、これ以上待てない」というもの。
(*)編注:USAの投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻が引き金となった世界的金融危機のこと。いわゆるリーマン・ショック)
[ニュースソース]
NARA Sued Over Financial Crisis Documents - Mother Jones 2012/8/15