"CC-BY and - or versus? - open access"と題する記事が8月17日付The Imaginary Journal of Poetic Economics に掲載された。
オープンアクセス(OA)促進活動に携わる人々の多くは、クリエイティブ・コモンズ(CC)のCC-BYライセンス(すなわち、原作者のクレジット[氏名、作品タイトルとURL]を表示することを守れば、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可される最も自由度の高いCCライセンス)は、ブダペスト・オープンアクセス(OA)宣言(Budapest Open Access Initiative、BOAI)の精神を具現化したものと考えているが、実は、抜け穴があり問題だと私見を述べたもの。
「CC-BYのリーガルコードはOAには触れておらず、ライセンスはOAの著作物のみに適用という文言もない」として、次の4つの疑問を挙げている。
1.リーガルコードに、ライセンスはOA著作物専用か否かの規定なし。
2.出版社がCC-BYライセンスを有料(toll-access)著作物に使えない理由の有無。
3.CC-BYライセンスを利用している出版社が後日ライセンスを変更するのを防ぐ規定の有無。
4.CC-BYライセンスを利用しているOA出版社を有料アクセス出版社が買収し、OA誌だったものを有料で提供するのを防ぐ規定の有無。
[ニュースソース]
上述