OAの必然性(C&RL誌記事紹介)

2012年08月28日

北米・中南米

米国大学・研究図書館協会(ACRL)の時事誌"College & Research Libraries"(C&RL)2012年9月号の掲載記事の一つ、"The Inevitability of Open Access"(PDF14ページ)を紹介する。

著者は、インディアナ大学とパデュー大学が共同出資してインディアナポリスに設立した総合大学、IUPUI大学図書館長のDavid W. Lewis氏。

(Abstract試訳)
オープンアクセス(OA)は、学術誌発行ビジネスモデルの選択肢である。論文をインターネット上で読者に無償提供し、講読以外の方法で発行費を賄う。本稿は、ジャーナル発行時点に全ての論文を読むことの出来るGold OAは、ビジネス理論家Clayton Christensen氏のいう破壊的(disruptive)イノベーションであるということを考察する。同氏のいう手法により、OAの発展を予測することができる。学術ジャーナル論文は、2017~2021年のある時点で50%が、2020年には90%が、2025年までには控えめに見てもそれ以上がGold OAになると分析されている。

[ニュースソース]
上述