英国研究会議（RCUK）は11月8日、7月に発表した新OA方針の2013年4月1日からの実施に向け、論文掲載料（APC）用として大学に交付する包括的助成金（block grant）の制度に関する詳細を明らかにした。
RCUKは、APCは長期間助成するとするも、今回は当初2年分（2013年4月1日~15年3月31日）のみの金額を示し、2014年には制度の実効性を確認し以後の額を決めるとしている。大学へ交付するAPC額は、3年間（2009年4月~12年3月）の大学補助金の中の直接労務費（＝論文を生み出す研究活動の代理）に比例した額とする。またGold OA化の期待値は1年目45%、2年目50％、5年目75％としている。
[ニュースソース]
RCUK announces block grants for universities to aid drives to open access to research outputs – RCUK 2012/11/8