GreenでのOA移行が費用効率は最高 – Houghton氏ら、英国Gold OA方針に異論

2012年11月28日

アジア・オセアニア ヨーロッパ

英国情報システム合同委員会(JISC)などの委託により、これまでに数多くの学術出版モデルに関する調査報告書を作成・発表しているJohn W. Houghton氏とAlma Swan氏がこのたび、"Planting the green seeds for a golden harvest:comments and clarifications on "Going for Gold""(PDF6ページ)と題する報告書を発表した。

「私たちが過去数年間に実施した学術出版の経済モデル研究が、英国のFinchレポートやその後の方針策定に何度も言及され引用されているが、誤った解釈がある」として、オープンアクセス(OA)の総合的なコストと有益性に関する調査結果の主な結論をまとめ、 国・機関のレベルでOAへ移行するのに最も費用効率の高い方針ベースを見いだそうとしたもので、「最も費用効率が高いのはGreen OAによるOAへの移行だ」と結ぶ。

[ニュースソース]
Planting the green seeds for a golden harvest:comments and clarifications on "Going for Gold" - The University of Melbourne 2012/11/23

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