ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学の両図書館、Plan Sガイダンスに対するコメントを公開

2019年01月22日

北米・中南米 ヨーロッパ

ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学の両図書館は、1月16日、Plan Sガイダンスに対するコメントを公開した。

グリーンOA(オープンアクセス)は世界中のあらゆる学術分野および地域で有用かつ安価にOAを実現できる手段であるため、若手研究者の出版の選択肢を狭めてしまうグリーンOAへの障壁を取り除くよう、拡大および要件の修正を、両図書館は求めている。

またゴールドOAについても、DOIのみを必須とするのではなく、「推奨」となっているORCIDも必須にすること、有料化を防ぐために無課金OAジャーナルに財政的支援を行うことなどを求めている。

[ニュースソース]

Harvard Library and MIT Libraries provide recommendations for Plan S implementation ― MIT Libraries 2019/01/16 (accessed 2019-01-17)

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