JUSTICEがCUPのRead & Publishモデル契約の提案を受け入れるまでの経緯や提案概要(記事紹介)

2020年06月15日

日本 ヨーロッパ

NDL(National Diet Library、国立国会図書館)は、5月28日、カレントアウェアネス-Eに「E2259 - CUPからのRead & Publishモデル契約の提案について」と題する記事を公開した。

本記事は、JUSTICE (Japan Alliance of University Library Consortia for E-Resources、大学図書館コンソーシアム連合)が、CUP(Cambridge University Press、ケンブリッジ大学出版局)のRead & Publishモデル契約の提案を受け入れるまでの経緯や提案概要を紹介したもの。

JUSTICEが、2016年8月に国際的イニシアチブOA2020のEoI(Expression of Interest、関心表明)へ署名後OA(オープンアクセス)出版モデルへの転換の可能性について検討していたこと、2019年に「購読モデルから OA 出版モデルへの転換をめざして : JUSTICEのOA2020ロードマップ」を作成・公開し、各出版社にロードマップを送付するなどの働きかけを行ったこと、その結果CUPからRead & Publishモデルを提案され2019年8月29日に受け入れたことなど、その一連の経緯を示している。

その他に、JUSTICE会員館が、本契約を選択した場合に受けられるサービスの内容や当該モデルを選択した会員館数、今後の取り組みなども紹介している。

[ニュースソース]

E2259 - CUPからのRead & Publishモデル契約の提​案について ― NDL 2020/05/28 (accessed 2020-06-11)

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2016年08月18日 JUSTICE、OA2020の関心表明に署名