NISTEP、長期のインプット・アウトプットマクロデータを用いた日本の大学の論文生産の分析の補遺「大学の研究施設・設備等の維持・管理費が研究活動に及ぼす影響の考察」を公表

2022年02月14日

日本

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、2月2日、「長期のインプット・アウトプットマクロデータを用いた日本の大学の論文生産の分析」(DISCUSSION PAPER No. 180)の補遺「大学の研究施設・設備等の維持・管理費が研究活動に及ぼす影響の考察」を公表した。 

今回は、大学の施設・設備等の維持・管理費の増加が研究活動に及ぼす影響をはかるために、NISTEP 定点調査から研究施設・設備等に関する意見を概観し、大学(国公私立大学、理工農分野)の財務諸表から維持・管理に関連する費目・項目の分析を行い考察した。

その結果として、NISTEP 定点調査からは研究施設・設備等の老朽化や更新、維持費や管理人材の確保・継続性に課題があること、財務諸表からは研究開発費における原材料費は減少しその他の経費が増加していること、減価償却費、報酬・委託・手数料に次いで、維持・管理費が大きく増加していることなどが明らかになった。そこで、DISCUSSION PAPERで得られたインプット・アウトプット分析の結果を踏まえ推計すると、原材料費がその他の研究費に置き換わると、大学の研究活動から生み出される論文数が減少することが示されたという。

長期のインプット・アウトプットマクロデータを用いた日本の大学の論文生産の分析:補遺2の抜粋(html

※以上、NITEP (accessed 2022-02-04)

[ニュースソース]

大学の研究施設・設備等の維持・管理費が研究活動に及ぼす影響の考察: 長期のインプット・アウトプットマクロデータを用いた日本の大学の論文生産の分析[DISCUSSION PAPER No. 180]の補遺の公表について ― NISTEP 2022/02/02 (accessed 2022-02-04)

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